|
舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2001.12.13掲載分)です。
今年ももうすぐ終わってしまいます。どうして12月って、なんとなく慌ただしいのでしょうか?あんまり周りの人が早足で歩くと、なんだか喧噪の中に一人取り残されそうで恐いですよね。葉を落とした後の街路樹は、裸なんてなんのその、イルミネーションで、人工のお星様みたいに、空の星と張り合って輝く事輝く事。でもやっぱり空を見上げると、、、本物の輝きは凄いですね。その広がりとか、そこまでの距離とか時間とか、、気が遠くなる程のスケール。地上の光を圧倒します。冷たい空気を胸いっぱいに吸い込みながら眺めると、私は点なのだと思います。ちっぽけだけど、ここにある事が幸せ。明日も点なりに、精一杯やろうって思います。
「愛子さま」お生まれになって良かったですね。こうやって未来につながっていくんですね、本当につながって良かった。
生まれた時から「さま」がつくんですね。凄いなあ。私の高校の時のお友達にも同じ名前の子がいました。彼女は何科の医者になるんだろう、、。そう言えば雅子様の主治医の先生は、もと同級生のお父さんでした。前から聞いていたのですが、本当にそうだったんだと、ちょっとびっくり。息子からは想像出来ない、、って何が?(笑)
新しいアルバムがまだ出てもいないうちから、そろそろ次のアルバムのレコーディングの日をいつにするかという話になってきています。しかも春休みの間に録音をしたいという事ですから、1月に出るものとは、かなり趣きが違ったアルバムになると思います。
初め次のレコーディングのお話をいただいた時、正直言ってちょっと迷いました、そんなに簡単に作ってしまっていいのだろうかと。
私が今クリスマスコンサートの為に、色々なクラシックの曲の美味しいとこ取りのような事をやるので、それの練習を聴いた母に「それって結構聴いている方は楽しいわよ」と言われ、今度のアルバムもその辺をディレクターさんが考えているようなので、それも、簡単に否定できないかなって思っています。
このディレクターさんは、一見くせのありそうな人に見えますが、実は裏表がなくて私のこうしたい、ああしたいという意見に関しては素直に聞いて受け止めてくれます。ですから、包み隠さず自分の考えを伝える事ができます。よく話し合って、恥ずかしくない物にしたいと思います。
この頃、コンサートイマジンの社長さんを見ていて、人は表情が大切だと思うのですが、今の事務所の社長さんは、いつもニコニコしていて、優しいお父さんのような雰囲気の方で、どんな事でも「ありがとう」という気持ちでしてられるのか、仕事を一緒にする人がみんな、なんだか幸せそうです。その人の作り出す雰囲気が温かいと周りまで、ほんわかするものですね。そうなんですよね、私も寮って楽しい、仲間も大好き、私幸せって思っていると、みんなも優しい笑顔を返してくれるんですよね。
先日夜中の2時頃までお誕生会をしてもらいました。私の寮での普段の会話を聞いて、「あれって思った」というお手紙をいただいたのですが、私にとって、人の前でハープを弾く時の自分と普段の自分は、どちらも本当の自分で、普段通りの自分のままでハープを弾こうと思ったら、酷い演奏になりそうですし、舞台の自分の緊張感を持って普段の生活をすると、多分2日で死にます。
よく緊張するという言葉を悪い意味でとらえる方がいますが、私の場合、緊張と集中とはほぼ同じような感じでとらえていて、演奏には欠く事ができないものだと思っています。普段の何倍かのテンションに張られた神経で、弾かなかったら申し訳ないと思っています。
演奏会の衣装ですが、今回、ジャケット撮影の時お世話になったpersonal styleという所の守屋さんという男の方が作って下さっています。私が頭の中でこんな服が着てみたいと思う通りの物を作ってもらえて凄く嬉しいです。今までの物とは又違った良さがあると思います。とにかく私が着たかった服なので、見ていただけるのが楽しみです。
それでは、とても寒いので、お風邪などひかれませんように。竹松 舞
(2001.12.13掲載)
掲載済みのメッセージ 2001.12.5 2001.11.17 2001.11.9 2001.10.30 2001.10.23
2001.10.12 2001.9.29 2001.9.21 2001.9.11 2001.9.5 2001.8.25
舞さんへの質問・メッセージは、掲示板またはメール送信用ページをご利用ください。