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舞さんからファンのみなさんへのメッセージ（2001.12.5掲載分）です。
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このままいっきに冬に突入かと思っていたら、ここの所暖かい日が続きちょっぴり嬉しくなっています。赤く色付いた紅葉の葉っぱも最後の力を振り絞って枝にしがみついています。そして、ある日突然、その手を離して落ちていきます。私には突然に見えますが、本当はその中で葉っぱに、色々な葛藤があるのかどうか、、。毎年同じように、繰り返される光景です。（葉っぱのフレディーは読んだ事がありませんが、こんな話じゃないですよね？）
寮は暖房が入りましたが、とても控えめな暖房で、夜、机に向かっていると、寒くて辛い事もあります。暖かいココアの自動販売機が男子寮にはあるらしいのですが、女子寮にはありません。暖かいココアが飲みた〜い今日この頃です。
私は久しぶりに寝込みました。週末だったので助かりましたが、吐き気と頭痛で風邪なのか何なのか分からないまま、なんとなく回復しました。本当に何年かぶりに、死にそうでした。皆様もお体を大切に！
「誰でもピカソ」の放送が終わったので、収録の日や取材の日の事を少しお話します。収録の日より早く、寮の映像を撮りにみえたのですが、あれだけの映像を撮るのに、３時間くらいねばって撮っていました。何にそんなに時間がかかったのかと言うと、片付けてないお友達の部屋を撮影させてもらうのに、女のディレクターさんが粘って、粘って、とうとう最後に「うん」と言わせて撮っていきました。私は映されるのが分かっていたので、しっかり後片付けをしてしまっていて、綺麗すぎる生活感のない部屋になっていたので、寮らしい絵が欲しかったんだと思います。女の人は強いですねえ。寮の撮影日は休日だったので、医学部の女子は、ほぼ全員家に帰っていて、寮には存在していませんでした。普段からトレーニングをかかせない、そして、しょっちゅう試合などのある、スポーツ健康科学部（スポ健）の子達はあの日、大盛り上がり大会で凄かったです。私の部屋の御近所ではない子までちゃっかり混じっています。因に私のルームメートはあの日都合が悪くあの場にいませんでした。
あの一週間後くらいだったと思いますが、砧のスタジオで収録をしました。最後に、たけしさんが、「お互い楽屋で相手の化粧水に何か変な物を入れて、ああ顔が痛いなんてやってんじゃないの」などという事を言っていましたが、そのような事にならない為にも、楽屋は一人ずつ別々でした（笑）。全て終わって帰る時、フルートの高木さんが「今度、合コンしよう合コン、しょぼい芸大生しかいないけどさ」と言って去っていきました。とても楽しい人です。
川井さんは、「私は川井郁子よ光線」を常に出している人でした。リハーサルの時、局の人がコードに引っ掛かって躓いて川井さんに当たってしまい、川井さんは転んで、頬を軽く打って、さらに高価なバイオリンが少し飛んだので、私も一瞬凍り付きました。でもさすが、プロです。あの色っぽさは、正に熟した果実です。男の人の「ごくん」と唾を飲む音が聴こえてきそうです。あまり笑われない方だったので、たけしさんも、ちょっととまどっていたかも、、（笑）。
私はその放送の頃何処で、何をしていたかと言うと、コロムビアからの帰宅途中でした。今度のCDは作る段階で本当〜〜に高価で贅沢をさせて頂いた作品ですし、コロムビアさんが、かなり一生懸命、力を入れて頑張って下さっていて、その日は営業の方の総決起集会みたいな事が行われました。私の事務所の社長さんまで、わざわざ顔を出して下さいました。
私は事務所泣かせの我が儘者で、「このテレビ番組には宣伝になるから出てよ」というようなものを今まで、勉強を理由に断らせて頂いた事が何度かありました。私にとっては過去の入学試験、学校の授業、試験、それらが何より大切で、事務所の方からしたら、この仕事は引き受けて欲しいと思うような演奏会もお断りさせていただいたり、、。コロムビアの方にも事務所の方にも、迷惑をかけているにもかかわらず、暖かく勉強との両立に一番に気を遣っていただいて、心から感謝しています。結局ジャケットの写真、表と裏はハープのないものになりそうです。
あ、それから、ご興味の無い方も多いかと思いますが、演奏会が近付いてきたので、仮免許を取った所で、教習所は一時お休みです。教習所の先生、私は仮免許を、本当の運転免許と勘違いしている訳ではありませんので、ご心配なく（笑）。
それでは、次回までさようなら。竹松 舞
（2001.12.5掲載）
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