舞さんからのメッセージ(2001.10.23)
 

 

舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2001.10.23掲載分)です。

 

 

 ここの所、秋にしては元気が良すぎるくらいの太陽が顔を出す事があって、なんだか嬉しくてるんるんしてしまう事があります。太陽の光の持つ力って凄いですね。元気なお日様があって、なんだか力が体に満ちてきそうな音楽を聴いていると、自分はなんでも出来そうな気になるのですが、逆にしとしと寂しそうに、寒そうに雨が降ると、気持ちが萎えてしまいます。お天気で気分が左右されているなんて修行が足りないって事ですよね。自然災害の事をいっさい考えなければ、どうせ降るなら雨はしとしとではなくて、こちらがびっくりするくらいの勢いで降ってくれる方が好きです。どうしちゃったの?何があったの?とききたくなるくらいに、、。
 このホームページ上での電子メールのやりとりというのは、凄いですね。普段お会いしている方ではないのに、本音の部分を語って下さっていると、どんな方なのか見えてきてとても近くに感じます。自分はまだ世の中の事をあれこれ批判したり、語ったりできるだけの経験も勉強も鍛練も、何もかも途中で中途半端で、人に向かって言える事なんて何もないのですが、心の広い方達がそれでも、この何もかも途中の私にエールを送って下さったり、管理人さんもそうですが、ご自分の経験からアドバイスを下さったり、私は人に生かされているなあと感じます。
 病気の方に対して必要なのは「慈愛」だというお話もよく分かります。仮に自分が医者になれたとすると、目の前にいる病気の方や怪我をされている方に対して、おそらく自分のベストを尽くそうとすると思います。そこでいい加減にやろうとする人は、多分いないと思います。ただ私が考えている事は、その時、自分が何かとてつもなく大きな力を持っている訳ではなく、あくまで「自分に出来る最高のお手伝いをしましょう」という気持ちでいたいと思っているという事です。勿論最高のお手伝いをする為には、この先勉強あるのみだと思いますが、何か自分がその病気の人を変えられるのではなくて、その体の持ち主のお手伝いをするのだと思いたいと考えています。そういう気持ちの中にはきっと慈愛が溢れていないと、いけないんですね。
 私も「利己的遺伝子」という題でレポートを書いた事があります。人類愛という言葉からすれば、イスラエルとパレスチナのように、宗教が理由で殺しあってしまうというのは、何なのでしょう。近親憎悪でしょうか?近いのに、似ているのに違うからでしょうか?米国が始めたのも、テロリストという犯罪者を撲滅する為ですが、いったいどうなってしまうのでしょう。ベトナム戦争のように、大きな傷を残さないで欲しいですね。
 ハープの方は、来年のコンサート、さらには再来年のコンサートのお仕事のお話を頂いています。クラシックはそのくらい先の事を今、決めるのが普通の事です。何も予定が分からない状態では決められない事なので、今年の予定表を参考に学校から、だいたいの年間スケジュールを教えてもらっています。この先は学校の授業は実習と試験が大幅に増えて、時間的に厳しくなっていきそうです。これからは特に、大学の勉強とハープの両立の難しさが身にしみてきそうです。
 今現在、私がやっている実習は、実験ではないので、それほど時間がオーバーする事はありません。顕微鏡を覗いては、見える物をスケッチするのですが、どちらかと言えば見えるまでが時間がかかります。私の隣で顕微鏡を覗いている女の子がとても面白い人で、「ねえ、マイマイ、マイマイ、(私は学校でこう呼ばれています)これは、こうだよね、ああだよね、、、」と、私が「話しかけられると考えられなくなるから、止めてちょうだい」と言うのもかまわず、ずっと観察中話しかけてきて質問攻めにしたあげく、自分の方が先にスケッチし終わって帰ってしまうのです。でも、私はこの人がなんだか、好きです。自分を作ったり、いらない気を遣ったりという事がなく、いつも自然に振る舞っていて、とても個性的で、彼女の事を思い出すと一人でも笑えます。その他にも、私の好きな人に毒舌家がいますが、計算をしないで、自然な形で自分を出している人がいいですね。
 この季節になると、約一名を除いてソフトクリームよりチャイナポテト(大学芋ですね)の方がいいようですが、男の人はあまり好きではないかもしれません。私の寮のある所はさつま芋ではないのですが、ジャガ芋の凄く大きなのが採れる所らしくて、食堂の料理には大きなジャガ芋の切ったのが、ゴロゴロ入っています。やっと慣れてきて、この寮生活が楽しくなってきた頃、ここでの生活が終わりそうです。終わってしまうと思うからこそ、名残惜しくなるのかもしれませんが、、、。
 又今回もとりとめのない事を書いてしまいましたが、お付き合い下さってありがとうございました。
 それでは、次回まで、お元気で!

竹松 舞

(2001.10.23掲載)

 

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