舞さんからのメッセージ(2001.9.11)
 

 

舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2001.9.11掲載分)です。

 

 

 蝉の声が聞こえなくなって寂しいと思っていたら、学校へ戻ると、まだ蝉が鳴いていてちょっぴり嬉しくなりました。とはいえ、試験が始まるのであまり楽しい気分と言う訳にもいきません。試験の直後にまだ一日レコーディングが残っている事もあって、少し気が重いのですが、なんとかこの場をしのごうと思っている今日この頃です。
 夜、勉強をしていると、まだ夏休みの最中でも家に戻らず、寮で頑張っているルームメイトが、寝ながらハンバーガーの夢でも見ているのか大きな声で「やだ〜〜あたしも、マック行きた〜〜い」と叫んでいるのを聞いて、独り笑いをこらえたりしています。このルームメイトはなかなか愛すべきキャラクターの持ち主なのですが、この寝言は今度メモしておいて是非紹介したいと思うくらい、笑えるものばかりです。
 そして試験直前だというのに、一週間ぶりに教習所へ行ってまいりました。やっと2日目ですが、今回の先生は20代の方で感じのいい人でした。私はかなり真剣にかつ緊張してハンドルを握っているにもかかわらず、隣で最初から最後まで、もうずっと面白い話をして下さって話しが止まらないので、「ちょっとだまっていてもらえないものか」と、お願いしたくなりました。とにかく私の免許取得への道は細々とですが進んでおります。
 こうやって自分で文章を書いていると(自分で書いている訳ですから)一応そのまま自分の気持ちが表れるのですが、それでも私が意図したものと、読んで下さる方が受ける感じとずれが生じてしまって、自分の表現力について問題ありかな、と思う事が多々あります。取材を受けて答えた時などは、「そういう言い方はしていないんだけれどなあ」と思う事があります。例えば先日も、「お客さんに拍手をもらうと嬉しい」という話が「喝采をあびていたい」という表現に変わっていて、そんなに言葉としては懸け離れている訳ではないのですが、「そんな、おこがましい事を考えている訳ではないのですけど、、、」と、一人で紙面に向かって言っていたりします。
 自分の気持ちを人に伝えるというのはなかなか難しいものですね。自分で一つだけ分かっている事は自分が素直でないと、伝わらないという事です。かっこつけようと思ったりかっこ悪いのは嫌だと思うとなかなか伝わりません。だからといってどこまで自分を出していいものか、難しい所もありますが、、、。
 自分を表現すると言う事では楽器でもできるのですが、ハープも直接弦をはじくせいか、弾くまでに、どういう音を出したいか、そこに思いがこもらないと、まろやかな甘い音などは、なかなか出てこないのです。弦に指がついて、そこからはじくまでのほんのわずかな間に、思いを込めるというか、頭に出したい音をイメージする事をしないと、期待通りの音を聴く事が出来ないようです。自分の欲しい音をいつでも、作れるようにするには、やはり心の中は豊かでないといけないでしょうし、それを表現する為の技術は鍛練しかないのでしょうね。
 こんな事を言っている間にも練習しないといけないですね。
 それでは、今日はこのへんで失礼します。

竹松 舞

(2001.9.11掲載)

 

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