舞さんからのメッセージ(2001.8.1)
 

 

舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2001.8.1掲載分)です。

 

 

 もうすぐ7月も終わりです。今はひぐらしの「かな かな」という鳴き声と蝉の「ミーン ミーン」という声が一緒になって、なんとも夏らしい賑わいです。厚い毛皮をまとった御近所のワン子達はなんだかみんなぐったりしていて私が通ってもいつもはもっと歓迎してくれそうな子もほんのちょっと頭をもたげて、ちらっと面倒くさそうな視線を投げてよこして「だめだ〜夏はやってらんない、お休み。又こんどね」って感じで流されています。私の所にもゴールデンレトリーバーの足と首の太い、凄く良い子に育ちそうな雄の子犬が何年か前の夏、いましたが、カナダのトロントにジュディ.ローマンという先生のハープのレッスンを受けに行っている間に預けていたペットショップで肺炎を起こして死んでしまいました。そこのお店の御主人がその子犬をいい犬だと凄く誉めていたので今でも本当は浚われて何処かで元気に生きてチャンピオン犬か何かになっているんじゃないかとほんのちょっぴり疑っていますが、、、(笑)。その時あまりにも悲しかったので今は我が家には犬はいません。私は雑種でもなんでも犬らしい犬が好きで、リボンが似合うようなわんちゃんは犬とは認めない、なんて勝手に思っています。ネコも昔、初めて米国へ行った時とてもお世話になりました。私は間が悪い事にちょうど夏休みに行ってしまったので幼稚園がお休みで、お友達ができるまで、公園で近所の大きなトラみたいなネコに遊んでもらっていました。このネコ君はかなり図々しい子で我が家のバスルームの窓が常に半分空いているのを良い事に(人は入れないくらいの隙間ですが)お出かけから帰って家の玄関の鍵を開けると中から出迎えてくれました。そして自分の家のように十二分にくつろいでいたように思います。そんな訳で全く御人形さん遊びに興味のなかった私はどちらかと言えば、けむくじゃらの動くぬいぐるみみたいなお友達のお世話になっていたようです。
 一瞬過去を回想して自分をごまかしていますが実は夏休みに入ってからもうすぐレコーディングという事で毎日ハープ漬けで、学校のクラブの合宿も結局出られそうになく、私の夏休みは大学生の皆さんの青春という感じの、スポーツに恋に海にコンパに、太陽の下に身を焦がすというバラ色のものとは程遠い、いつも通りの、なんとも寂しいものになりそうです。それでもなんとか、いいアルバムが出来て、よい音で仕上げられる様に日々はげんでいます。ホールでレコーディングをするのは16歳の時初めて録音した時以来です。マイクの位置が決まるまでミキサーさんの鋭い耳が何度も響きを聞き分けて何度でもマイクの位置を直し、又曲によっても曲のさらに細かい部分によっても何度でもチェックが入ると思います。演奏者もコンサートでしたら全く問題のないような音のかすれなどでも取り直しで、少しでも完璧に近付くようにします。音は残るものですから、聞いて頂いて恥ずかしくないようなものを作りたいと思います。
 それでは夏ばてなどしないように元気にすごしましょう!!

(2001.8.1掲載)

 

2001.7.19掲載分

2001.7.7掲載分

2001.6.28掲載分

2001.6.21掲載分

2001.6.14掲載分

2001.6.6掲載分

2001.5.30掲載分

2001.5.23掲載分

2001.5.10掲載分

2001.4.14掲載分

 

 トップページへ