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舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2001.9.29掲載分)です。
もうすぐ9月も終わりですね。晴れた日の秋の空はどうしてあんなにすいこまれそうで遠いんでしょうか?自分の回りの空気もどこか凛としていて、今まではそこに在った事を忘れていたような気がします。これは海からの風が大陸から吹く風に変わったと言ってしまえばそれまでなのですが、夏の喧騒の中で、見えなくなっていた物が見えてくるような、大切なものを気付かせてくれる季節のようで、秋ってなかなか素敵ですね。
神様の話について、色々御意見ありがとうございました。教えて頂きましたように、そう言えば旧約聖書の世界でユダヤ教とイスラム教とキリスト教が由来が同じ、というのは、以前何かで読んだ事があります。私はそういう学問的な事は分からないのですが、幼稚園がキリスト教主義の所だったので、イエス様がとても素晴らしく思え、大好きになりました。その後小学校の時、手塚治虫の描いた「ブッダ」というマンガを全巻読んで、これも又とても感動的で、ここで、お釈迦様にはまってしまった訳です。その後、浅く広くいくつかの宗教に関する本や、心理学者のユングについての本を少し読んだりしているうちに、なんだかそれぞれ別の場所で別の時間ではあるけれど、お釈迦様が悟られた事もイエス様が人々に伝えたかった教えも、それぞれが同じ「真理」のようなものに気付かれて、それぞれの言葉で伝えられたのではと思えてきたのです。このような私の極論は、神様というのは人それぞれの頭の中にいるのではと思う事にしました。絶対的な存在の神に祈る事によって自分の心の中にできる信念のようなものが重要なのではないか、と思っているわけです。管理人さんも言われていたと思うのですが(違っていたらごめんなさい)自助の気持ちが大切なのではと思うのですが。。。私が宗教を語るなんて本当におこがましいので、私の独り言はこのくらいにしておきたいと思います。今回は宗教、人の命など重いテーマに関する意見を頂き、色々考えさせられました。
先週一週間、病院での実習があったのですが、私が行ったのは「脳神経内科」の病棟でした。軽い方は数日で退院されてしまうのですが、私がお世話させて頂いたのは、パーキンソン病の重い方で、看護婦さんが普段されているお世話をお手伝いしました。話しかけても応答のない方の下のお世話などもしました。じかに患者さんに接するのは、自分にとっては重い経験でした。どの患者さんも意識が戻った時に言う言葉が「家族に迷惑をかけたくない」というものだそうです。人として生きるというのは、辛くて、なんだか深くて、自分はその入り口も覗けていないような気がします。一つだけ自分でも出来ると思った事は、どんなに年をとられて、そして病気で自分の思うように動けなくても、たとえ意識がなくても、その方の尊厳を損なうような言葉遣いをしないように、また子供に接する時のような言葉でだけは話さないようにしようという事でした。
なんだか、ハープと全く関係のない話ばかりですが、ちゃんとハープの方もやっております。12月のコンサートの曲目もほぼ決まり、弦の方と演奏するもののアレンジなども、事務所の方が専門家の方にお願いして下さっています。
バックストリート ボーイズのアレンジは邦楽のような音色でなかなか面白いものになりました。録音の後、彼等の新しいアルバムとDVDを頂いて喜んでいます。DVDのプレイヤーはギャラで買って下さいと言われてしまいました(笑)。
その他に、ハープの関係で、週末はなかなか教習所にいけなさそうです。悲しい〜。
なぜ医者になりたいのかという質問がありましたが、今回又、お叱りを沢山受けそうな内容を書いてしまいましたので、(これ以上皆さんのひんしゅくを買いたくないので)そのお答えに関しては、次回書いてみたいと思います。
最後にソフトクリームの美味しいお店のことですが、私が食べて一番美味しいと思ったのは、有楽町の東京交通会館に入っている北海道の物産展のようなお店で売っているソフトクリームが最高です。それからKIHACHIの濃厚牛乳というのも美味しいです。そして、いつも、なかなかだと思うのがミニストップのバニラです。北海道のおこっぺの牛乳で作ったソフトクリームもいけます。やはり北海道の牛はいい乳を出していますね(笑)。
それでは、次回はなるべく差し障りのない事を書きたいと思います。竹松 舞
(2001.9.29掲載)
掲載済みのメッセージ 2001.9.21 2001.9.11 2001.9.5 2001.8.25