舞さんからのメッセージ
 

 

舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2002.4.26掲載分)です。

 

 

 勢い良く伸びた、元気な草が、私のお友達の大介(わんこ)を隠し始めました。目を こらして、草の陰からよーく見ると、一生懸命こちらを見ています。大介は一人暮ら しのおばあさんと、白と黒のぶちの猫ちゃんの、3人?暮らしをしています。おばあ さんは、前に飼っていたわんこの名前をそのまま大介につけて、ジローと呼んでいた のですが、大介がその名前を気に入らなかったようで、ジローと呼んでも振り向かな いので、名前を大介に改めた所、自分は大介だと決めたようで、ちゃんと振り向くよ うになりました。前にいたわんこは、おばあさんが庭でちょっと鎖を離してあげた 時、ちょうど近くを通りかかった色っぽいわんこの誘惑に負けて、付いて行ったきり、二 度と戻ってはきませんでした。おばあさんを捨てて、若い犬に走ったようです(なん か、やな感じ)。その点大介は立派な人格(犬格)の持ち主で、おばあさんが鎖を離 しても、何故か、庭から出て行こうとはしないらしいです(これも不思議)。おばあ さんが入院中の時の大介の寂しそうな、鳴き声は、聞いている、こちらも、ウッッと なります。顔が幼くて、足がやたらと長い、どこか、アンバランスなわんこですけ ど、優しい奴です。
 と言ってもこれは、週末、家に帰っている時の景色であって、学校への行き帰りに、 草を見る機会は殆どありません。前に住んでいた所は新宿の近くでしたが、目の前が 小さな公園でしたから、草くらいいっぱい生えていましたが、今はそう言えば、あま り見ないですねえ。
 最近、お友達とお昼に行ったラーメン屋さんは、ものすご〜〜〜〜〜く美味しい所で した。その前に「テレビの取材を断る店」という所へ行って、「これは、断る訳だ」 と別の意味で感心したばっかりだったので、美味しい物が食べられた時は、本当に嬉 しいです。先日、自分で炊いているご飯が柔らかすぎるので、試しに、お水を減らし て炊いたら、減らし過ぎちゃったようで、ぼろぼろの悲惨なご飯になってしまって、 ショックを受けたばかりなので、今は食べる物に敏感です。でもそのうち、お昼ご飯 も適当に済ますようになりそうです。
 授業は午後はずっと実習という週があったり講議と実習が混ざったりという週もあり 色々です。実習のある日は学校が終わる時間がまちまちで、夜7時くらいになる時も あります。この先もっと遅くなる事もあるんでしょうが、この頃日が長くなってきた ので、さほど、気になりません。
 昨日は組織学の実習で、自分の血液を見たのですが、自分の耳たぶに、友達にラン セット(先の尖った針のような物)を刺してもらって、血液を採るのに、私の耳たぶから 血が全然出なくて、もう一度刺させてと言われて、又刺されて、ぎゅうぎゆう搾られ て、ほんの少しの血液しか採れず、赤血球、リンパ球と、好中球くらいしか、はっきり見え ず、結局私が採った、相手の子の血液を見せてもらって、確認しました。ぽたぽた垂れる 程出る人もいるのに、私のは、なんなんでしょうねえ、全く。
 先週は骨学の授業で、人の骨を見せてもらって、せっせと、スケッチしました。とに かく、ひたすら、骨を観察しました。人体の骨格は8個の頭の骨、14個の顔の骨、 52個の頚と胴体の骨、64個の手の骨、62個の足の骨、それらを合わせて、20 0個の骨からなっているんだそうです。この骨は関節と後は靱帯でつながっているの ですが、それぞれ、一つの骨を見てどこの骨で、どういう向きに、どの骨と連結して いるのか、関節のくぼみの深さから、向きを見分けたり、上下、前後、どちらが体側かなど、 最初からきれいに、人の形を作った状態で、見れば分かるものも、ば らばらに骨がただ置かれた状態で何の骨か見分けていくのは、初めての者にとっては 特徴をおさえるまで、ちょっと難儀なものです。末梢神経の一本一本、全ての毛細血 管のはてまで、全部当たり前のように頭に入っている先生にとっては、たぶん、目を つぶっていても、分かるくらいのものなのでしょう、台の上にばらばらに骨をざざっ という感じで、出されると、「ちょっちょっと、待って下さい」という気分になりま す。余談になりますが、ハープを弾く時、小指以外の全ての指を使いますが、中でも 一番重要な指は親指で、親指がしっかり弦を捉えていてこそ、残りの指を支える事が できる訳ですが、この親指が、手のひらに、向き合って動くのは、人間だけなんだそ うです。お猿さんでも、手のひらに親指を対立させる事はできないんだそうです。こ れによってとても物が掴み易くなっているようで、私がお猿さんだったら、ハープは 弾けなかったかもしれないですね。そうそう、上に書きましたが、小指を使う男の ハーピストが、フランスにいますが、普通、ハープで、小指は使いません。弦をはじくの に、小指では弱すぎるのかもしれません。ピアノのように、10本使えるといいんで すけどね。
 話がそれてしまいましたが、骨を見せていただいて、触らせていただいている時、ふ と、この骨の持ち主が、どんな方で、どんな人生を送った人なのだろうかという思い が一瞬、頭をかすめました。それにしても、人間の骨は、複雑で精巧な形をもってい るにも関わらず、長さ太さに、多少の違いはあれ、どの人の骨も、全く同じように形 作られているのを見ると、やはり、想像を絶する偉大なる力でこの世の生物は作られ たものなのだと思わずにはいられません。
 そんな訳で、私の学校生活は、耳たぶからあまり血が出ない事を除けば、順調にス タート致しました。次回、何が書けるか分かりませんが、今事件になりつつある、安楽死 の事とか、私の一番嫌いな国会議員だった辻○さんが、テレビに出なくなってきて、 ちょっと嬉しいとか、色々興味がある事は世の中でおきているので、又くだらない、 私の文に付き合って下さい。それでは、次回まで、さようなら。

竹松 舞

(2002.4.26掲載)

 

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