舞さんからのメッセージ(2002.2.16)
 

 

舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2002.2.16掲載分)です。

 

 

 空から子供の頃大切にしていた紙石鹸を細かくちぎったような白いふわふわしたものが落ちてきて、まさか「雪?」と信じられない気持ちで見上げたら本当に正真正銘の 雪が舞っていました。正に舞っているという感じ。しかも、乱舞ではなくて、人に気 付かれるのを恥ずかしがるように、なんとも慎ましやかな舞ですが、今がまだ冬であ る事を教えてくれるものでした。
 冬期オリンピックが始まりましたね。たった一瞬の何秒か、数分かの為に4年間もの 年月を費やして、あの瞬間だけに思いきり咲くんですね。真剣な目をした人の表情っ て本当に美しいです。
 話はがらっと変わりますが、私が父の事ばかり書くので、ファザコンなのではと心配 して下さる方がおりますので(笑)ここで軽く我が家の実態に触れたいと思います。 我が家で一番影響力を持っているのは実は母です。父は誰の言う事も聞きませんが、 母の言う事に関しては100%の信頼をよせていて、読む本まで影響されます。父が 自分の勉強や仕事で行き詰まると、母に助言を求めます。これは私も同じです。我が 家の両親はなんでも二人でとことん話し合って決めるので、一人で思い悩むという事 はまずなさそうです。母が一人っ子で父が長男、私が一人っ子という最悪の組み合わ せにも関わらず、家族が上手くいっているのは、父が母を凄く好きで、その母は父の 良い所ばかり私に言って聞かせてきたからだと思います。母が自分の事は一切書く な、喋るな、父の事だけ言っておきなさいと言うので、書きませんでしたが家族はめちゃ くちゃ仲良しです。
 放送が終わったので、少しだけ「徹子の部屋」を撮った日の事を書きたいと思いま す。スタジオは、新しくできたばかりの、原宿駅から5分くらいの所で明治通り沿いにあ りました。他の撮影にはあまり使っていないのか、とても静かなスタジオで綺麗で立 派な建物でした。隣のお部屋には丹波哲郎さんが、そしてその向こうの部屋の戸には 小林旭と書かれた紙が貼ってありました。事務所のマネージャさんやハープの面倒を みてくれる人達で「濃い〜〜」と言って笑ってしまいました。前に、ロンドンブーツ は見たいと思わなかった私ですが、丹波哲郎さんの声が聞こえてきた時はちょっと見 てみたくて、開いている戸から盗み見してしまいました(笑)。
 徹子さんは、本当にテレビのままの方で、温かい感じの人でした。多分、頭の回転が 早いんでしょうね、とても良く口がまわる方で、どんどん面白い事をお話して下さる ので、徹子さんがゲストで私が聞き役のような気分になる時がありました(笑)。 あの番組に一般のお客様が入られているのは全く知りませんでした。徹子さんはお客 様の前で毎日お話していらしたんですね、びっくりです。この番組のディレクターさ んは、珍しく女の方で、私が産まれる前からこの番組に携わっていられるのだそうで す。出来る女という感じの素敵な方でした。
 私はお車が必要でしたらと言って頂いた時に、「ハープと一緒に乗って行きますから いりません」とお答えしたので、徹子さんは私がトラックの助手席に乗ってくると 思って、凄く面白いと思われたんでしょうね。あまりに嬉しそうに、トラックのお話をさ れるので、私を乗せてくれるのは運送屋さんというよりは、どちらかと言うと、楽器 屋さんなのですが、ちょっと言い出せませんでした。ごめんね、○○さん。 (ハープは壊れると大変だというので、あまり普通の運送屋さんでは運んでくれませ ん)。
 もうすぐ演奏会です。その前にいくつかイベントがあります。地方のイベントで、 ハープに触れない日がありそうで、ちょっと不安になります。こんな時ハープがもっと小 さくて自分で持ち運べる楽器だったらどんなに良いかと思います。高価なバイオリン を肌身離さず持っているのも本当に大変でしょうけれど、何時でも何処でも練習でき る安心感はうらやましいです。
 それでは又次回、おつき合い下さい。

竹松 舞

(2002.2.16掲載)

 

掲載済みのメッセージ

2002.2.2 2002.1.26 2002.1.18 2002.1.1

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