舞さんからのメッセージ
 

 

舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2002.3.26掲載分)です。

 

 

 かさかさに枯れて長く伸びた草の下から、ためらう事なく、真直ぐに、天をめがけ て、緑の草が顔を出し始めました。周りの様子に頓着せず、自らの判断で、迷う事なくその頭をすっと出してくる。欲しい物は太陽の光と少しの雨と分かっているから迷わない。春はいろんな顔を持っています。同じ光のその輝きしか目に入らない人と、その光は今の自分には眩しすぎると感じている人と、、。どちらの人にも、もうすでに新しい時間が刻まれ始めているんですね。今、光を眩しすぎると感じている人もいつかその光に慣れる時がくるはずです。きっと来るんですよ、必ずね。春になって又一人 同級生が減る事になりました。最初の一人はもう帰らぬ人ですが、今度の一人は、家の事情で北にあるH大の医学部へ移っていきます。何があっても信念を全うする為に自らの力で新しい道を切り開いていく姿は美しいと思います。同級生って言っても80数人しかいないんですよね。それにしても、入学式の頃咲くはずの桜が卒業式を飾るなんて事、あっていいのでしょうか?でも東北や北海道の人は初めて桜の入学式を経験するのかもしれないので、、、、オゾン層がどうでも、それはそれで、ちょっといい事かなあなんて、、、無責任ですみません。今一番幸せそうなのは、町中のワンコ達です、もう、これ以上ないというくらい満ち足りた表情で、お日様の光を体中で浴びています。手も足も投げ出して、鼓動でゆっくり上下するお腹まで嬉しそうです。ゆったりしていて、そこだけ時間が止まっている感じです。今の私はワンコが羨ましいです。できたら私の時間も止めちゃってくれないかなんて、思ったりもします。時間が無いんです。春休み最後の演奏会の2日後からレコーディングと決まっていたので、ある程度、覚悟はしていたのですが、編曲者から写譜屋さんへ楽譜が行き、そこから私へという流れの初めの方で、すでに遅れがあり、コンサートの5日前くらいからやっと、譜面が届き始め、全14曲の譜面がきたのが、コンサート当日が最後ですから、もう凄い事になっています。譜面が来てから、一日12、3時間ハープにかじりついていますが、時間が、、時間が、、、という感じで、死にそうです。夜中2時くらいまでハープを弾いているので、今に、ピアノ殺人事件みたいな、ハープ殺人が起こるかもしれません。だんだん頭もボーっとなってくるし、体力の限界も感じ始めています。そこへもってきて私は免許を取らねばならないので、さらに悲惨です。ここで、止めてしまうと、今迄使ったお金と時間が全て無駄になってしまう訳ですから、それだけは、避けたいと思うのですが、、時間がなくて仮免を取ってから2ヶ月間教習所へ通えず、その後路上教習を春休みに入ってからイベントとコンサートの合間をぬって受け、学科の総合試験、実技の見極めなど、最短の時間で、やっと目の前に卒業検定試験が見えてきました。ダブる時間がないと思うとダブらないものですね。と言っても、運転の上手い人はそれが当然でしょうし、学科の試験も20人くらい受ければ4人は合格できるレベルのものですが(笑)。学校の友達には、取りたての免許を自慢げに見せられて、ばかにされてきたので、早く私も自分の免許を見せてやりたいと思っています。今に見せちゃる。
 そんな訳で、今の私には時間がないので、今日はこの辺で失礼させていただきます。
 とにかく明日からレコーディングです。いいものを作りたいです。

竹松 舞

(2002.3.26掲載)

 

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