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舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2007年11月29日掲載分)です。
cultural difference?
この間、ここの放射線科の医師と雑談していたときの話です。独身の彼は家政婦を探しているそう。私の感覚では家のお掃除や洗濯なんかは、毎日ちょこちょことできたら理想なのでしょうが、仕事が忙しいので、休みの日や時間に余裕ができたときに片付けるものと思っていましたが、あちらの人達はそうではないみたいです。「自分ですればいいのに」と言ったらすごく嫌な顔をされました。年中多忙なのでfree timeを家事には費やしたくないとのこと。彼がお嫁さんをもらうのが一番早いのではないかと思いましたがちょっと言い出せませんでした、、(笑)。
アメリカでは移民が多く、とてつもなく安い賃金で家政婦を雇う事が可能なため、家事を人に任せることが当たり前だそう。確かに仕事に忙しくて時間に余裕がなく、収入が安定していれば妥当な選択かもしれませんね。でももし自分の配偶者が仕事を持たなくても、二人で有効に時間を使うために、この彼は奥さんがいても彼女に家事をやれとは言わないそうです、、。話を聞くと一応納得はしますが、日本の昔からの古い教えで育った私個人としてはなんとなくしっくりきません。アメリカという国は驚くほど細かい仕事まで分担する人間が決まっていて、その中での需要と供給が見合っているからこそ成り立っている国なのでしょうからこの違いは当然かもしれませんね。考え方に正誤はないので自分の中でこの違和感をどこに落ち着けるべきか戸惑いはありますが、人種の坩堝たるアメリカ、あらゆる違いを受容、という形で消化しなければやりきれないのでしょう。善く言えば寛容、悪く言えば深く考えない、と言えますがこの島国で育った頭の固い私にはまだしっかり備わっていない姿勢であります(笑)。
ではまた竹松 舞
(2007.11.29掲載)
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