舞さんからのメッセージ
 

 

 舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2007年8月29日掲載分)です。

 

 

 ご無沙汰しています。毎回こんな出だしで始まっているような気がして後ろめたいですが、、、。お盆も知らない間に過ぎ、もうすぐ8月も終わろうとしています。
 私はといえば、毎日体ごと蒸されています。先週、病院の冷房が原因不明の故障をきたしてから、院内はむっとした密度の濃い空気で満たされています。廊下には扇風機がかろうじて並んではいますが、診察室は完全に空気の循環がない状態です。照明は熱気を助長するとのことで殆どの部屋でついておらず、食堂の食器洗い機の使用も同じ理由で制限され、連日紙のお皿と紙コップで食事する日々。故障するならもうちょっと早い時期にしてくれればよかったのに、、などと汗を拭きながら心の中でこぼしています。 私は今産婦人科をローテートしていますが、ここのクリニックもサウナ状態。患者さんが来たらまず私が一通り問診と診察をしますが、指導医の先生にプレゼンをした後はその先生と患者さんを診ます。診療後は一目散に扇風機の前へ行き、靴下を脱いで二人でしゃがみこんで風を受けています。こんな時は色々な知恵が浮かんでくるものです。ある時突然、先生が「そうだ!!ちょっと待ってて!」ととても嬉しそうな顔をして部屋を出て行ったかと思うと、大きな入れ物にたくさんの氷を入れて持ち帰ってきました。扇風機の前に置き、少しでも冷たい風を循環させようという事のようです(あまり涼しく無かった、、、、でもありがとう先生)。今度は私が「そういえばひ○ピタシートは涼しくていいらしいよ」と言うと、「よし、じゃあ作ろう!」と先生。どうやったら作れるのかしら、、、と疑心暗鬼だった私の目の前に現れたのは2枚のおむつ。持ち上げてみると重たい。しゃりしゃりと音がします。氷です。氷がぱんぱんにつまったパンパースなんて見たことがありません(笑)。これが先生流の即席ひ○ピタシート。先生と私は二人顔を真っ赤にしながらおむつを首にあてるのでした。さすがに患者さんに会う時は恥ずかしいので「ずぼんにはさむといいよ」と言ってお腹を冷やしたり、、。こんな暑さでは患者さんも参ってしまいます。病院なのに具合が悪くなってしまうのですから。ところがまだどうも故障の原因もわからず、復旧の目処も立っていないようです、、、、とほほ。

 しばらく前になりますが、先月の独立記念日は基地も一般に開放されにぎやかな祝日となりました。我々インターンは祝日とはいえども誰かしらが当直にあたるので完全にお休みという訳にはいきませんが、その日は夕方からこちらのドクターのお宅に早めの夕食に招待して頂きました。その日は夜7時から花火が上がるということで他の先生方と水辺まで移動したのですが、あいにくの雨で延期、、、。と思いきや8時頃からどかんどかんと花たちが夜空に打ち上げられ始めました。ちょうど我々が立っていた位置は打ち上げをする船の目の前で、すぐ100m程先で上がった花火は私達の頭の真上で上がるという大迫力。しかも大降りの雨の中傘をさして見ていたのでその火花は傘に重なるようにその波紋を広げるのでした。目と鼻の先で上がる花火の爆発音はあまりに大きく、直接横隔膜をどしんどしんと突き上げるようです。雨にぬれた車のボンネットとフロントガラスに砕けた花が広がり、美しい光景でした。日本の花火大会は一大イベントで、その混雑ぶりは満足に歩く場所も無い程。そんな環境に慣れていたので、今年はなんだか純粋に花火の良さを味わえたような気がします。

 なんだかここのメッセージといえば、おめでたいような事しか書いていませんが普段はしっかり働いていますので安心してくださいね(笑)。ではみなさま、暑さにやられないようお体に気をつけて下さいね。

竹松 舞

(2007.8.29掲載)

 

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