舞さんからのメッセージ
 

 

 舞さんからファンのみなさんへのメッセージ(2004年6月19日掲載分)です。

 

 

 龍之介はお散歩に行っては、体に沢山の草の種を付けて帰ってきます。毛深い龍之介 は何がついても気にせず、嬉しそうに帰ってきます。体に付いた種は、洗っただけで は落ちないので、そのまま弟の体に2、3日留まり、後に我家の庭に根を張ります。 彼は足が短いので、殆どモップ状態でお腹で道路を掃除しながら帰ってきます。雨上 がりに水たまりがあれば、わざわざ、その中を通って帰ってきます。だから、家の前 を通るお友達を連れたおばさん達に「たくさんお散歩してきたのねえ〜」とバレバレ です。そうです、龍之介は、お得意の由緒あるお寺さんの趾へ行って、毎日のお務め を済ませてきたのです。嗅いで嗅いで舐めて舐めて、ちょっと失礼して印を付ける。 そんなお釈迦様も喜ばれないないようなお務めであります。遡る事、千数百年、奈良 の時代のどなたが、このような奇妙な様子の犬が、ここで不届きな事を繰り返す事を 想像したでしょうか?そんな事を考えているとなんだか不思議な気分になります。こ の大きな銀杏の木はずっと色々な人を動物を見続けてきたんだと思うと、そのスケー ルに圧倒されます。毎日、毎日、静かに泰然とそこに在り続ける事に圧倒されます。 その下で龍之介が、他のわんこが、自転車の人が、幼稚園の制服を着た子供が、手押 し車のお婆さんが、それぞれの思いで通っていきます。そもそも龍之介に思いなるも のが、あるのか疑問ではありますが・・。
 私はヘンデルを弾いています。これも私が想像できる長さよりずっと長い間在り続け ている曲です。いったいこれまで、何人の人の手で演奏されてきたのでしょうか。ヘ ンデルの頭の中にあった音楽を想像しながら、自分のヘンデルが弾ければ幸せです。 それができた時はもっと更にヘンデルを好きになるでしょう。

 世の中には色々な方がいます。人の数だけみんな違います。人の病気を題材にものを 書くという事は(クローズアップ人体)、デリケートな部分があります。毎日、毎日 大学で、臨床の講議を受け、その試験に追われているだけでは見えていない部分があ ります。病気を頭の中だけで考えているので、人が見えなくなるのかもしれません。 自分の書いたもので傷付く人もいる事を忘れないようにしなくてはと思います。それ でも前回のように、まだ自分でも掴み切れていないものもありますが、やっぱり、私 は書きたいと思っています。色々な方がいて色々の思いがあって、でも最後は自分で 決めたいと思います。ただし、自分が本当に何を思い何を考えているのか、深く己に 問いながら、しなくてはと思います。

 毎日、毎日、様々な事が起こっています。フセインが倒れて良くなる筈のイラクでは、 戦争終結宣言が出てから、夥しい数の人が死んでいます。宗教という名を楯に神を騙っ て行われる殺りくにはただただ失望します。でも何より一番想像すると気が遠くなる のは、二十数年間誘拐されたまま返してもらえない方達とその御家族の気持ちです。 そして、その犯人にお米を送り続けていた日本とそれを許してきた自分達が悲しいで す。

   ところで、窪○さんは、空を飛ぼうとしたのでしょうか?自殺ではなくて、飛べると 思ったんではないかという気がして仕方ありません。もう一度飛ぼうとされなければ 良いのですが・・。

 一月も間をおかずに試験があったりして、なかなか忙しくしております。それでもお 昼休みは6階から階段を下りて、病みつきになっているラーメン屋さんへ行く事があ ります。「クジを引いて当たったトッピングのおまけつき」なんて日があります。い つもクジ運の悪い私は、友達が卵なんか当てている時に(私は卵が大好きです)のり なんか引いています。それでもラーメンは、たまらなく美味しいです。前に書いた一 度は行ってみろと言われていた、素晴らしく美味しくない伝説のカレー屋さん(隣が 「ます○」という店で危機一発というお話をした)は、とうとうなくなってしまいま した。建物も壊され、二度と「カレーの様な物」が食べれなくなってしまいました( 喜)。

 それでは、皆様は美味しい物を食べて素敵な夢を見て下さいね!

竹松 舞

(2004.6.19掲載)

 

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